聖書入門 親切 分かり易い [本 ブックス]
一般の方々が聖書を読まれる場合,新約聖書や旧約聖書そのものを,
1ページから読まれることが多いのではないでしょうか.
こういうことを書く私自身,全く上記のような読み方でした.
するとどういうことになるか.
個々の事例は理解できても,全体のこの場面はどういう位置づけにあるのか.
そういったことが分からず,断片的な理解だけで終り,やがて関心が段々なくなります.
これでは、せっかくの本も浮かばれません。
学生時代の講義の中に,○○学概論というのがありましたが,
これは全貌を掴むのに役立ちました・・・・・・.
換言すれば,「木を見て森を見ず」の誤りが防げるからです.
なぜなら,木を見て,やがて森全体を理解することが重要だからです.
実に親切で分かり易い本です。
もう一つ大事なことは,お経みたいな長い文章の連続で,
画像が全くないという本は途中で疲れてしまいます.
ひと昔前の本には多かったですが・・・・・・.
この本は、理想の表現法に従来にない工夫があります。
この観点から,「聖書入門」は聖書概論というよりは,
「キリスト教概論」の役割を十分果たしています.
また構成が,写真や表が多用の形を取っており,
読んで「見える化」がなされていると思いました.
クリスマスと言えば,ワインを飲み美味しい料理を食べるだけでは寂しいですね.
クリスマスの意義を考えるのにも良書と思いました.
その方の知識が増すだけでなく、考え方も豊かになるのではと思いました.
定価499円でしたが,私には5万円の本に思えました.
もっと早く出会えればと思った本です.
そこだけ残念!
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