鋳鉄鋼フライパン 腱鞘炎 料理人寿命延伸 [台所用品]
鋳物鍋はそのズッシリとした重量から、
調理好きやプロが使用するものでした。
ところがです、変化が出始めました。
プロですので重い鍋を振る調理人が多かったのですが、
腱鞘炎にかかる人が後を絶ちませんでした。
そんな鋳物鍋を、もっと扱いやすくしたい。
そんな思いから、従来品の約半分の重さという、
ごく薄く、ごく軽い、そんな鋳物鍋をつくりました。
鋳鉄は製法上、あまり薄くすると割れてしまうので、
ある程度肉厚になります。
しかし、ご紹介のこの鋳鉄鍋「KOMIN」は、
ダクタイル鋳鉄という強度と延性を改良した特殊な鋳鉄で製造されています。
タグタイル鋳鉄は、適度な弾力性があり、ここまでの薄さにすることが可能です。
KOMIN 極薄フライパンは厚さ2.5mm。
そして、巷で人気の入荷3年待ちの超極薄鋳鉄「魔法のフライパン」
(錦見鋳造株式会社製)は、1.5mmです。
前述の通り、肉厚になるほど蓄熱製が高まり、薄くなるほど弱まりますので、
分厚いステーキを焼く場合などは、
肉厚の方がキレイに美味しく焼き上がります。
その反面、炒め物の場合は、薄手の方が火加減のコントロールが
鍋温度に反映されやすいため都合がいいというメリットがあります。
鋳物は薄くなるほど当然軽くはなりますが・・・・・・、
リバーライトなどの一般的な「鉄板製フライパン」の性格に近くなっていきます。
鋳鉄製フライパンといっても、厚手の重いものと薄手の軽めのもの、
それぞれ一長一短があります。
現状の鋳物技術水準では、
厚いビフテキと炒め物との両方に最適のモノは、
いまの技術ではありません。
メインで作りたい料理によって最適なものをお選びください。