下町ロケット! 中小企業技術の積極活用 [本 ブックス]
池井戸潤氏の書き下ろし「下町のロケット」は、第145回直木賞受賞作であるだけでなく、
とうとう100万部の販売を突破しました.
この作品になぜそんなに人気があるのでしょうか.
考えてみました.
この本を読むと、日本ではその根底に、大企業に比べ中小企業は
技術力が低いという先入観があるのでないでしょうか.
確かに財務状態は小さい場合が多いでしょうが、技術力が低く劣っているとは言えません.
ソニーでウオークマンの開発に成功した大曾根元副社長は、開発に関する金言18か条を残しています.
その中に、「絞った知恵の数だけ付加価値が上がる」という名言があります.
知恵を絞るに関して、大企業の技術者と中小企業の技術者とで差があるでしょうか.
結論は言わずもがなです.
池井出氏は、この辺を極めて鮮やかに描き、ハラハラドキドキしつつも、
飛ぶべくして飛んだ下町ロケットを成功に導いた過程を書いて言います.
技術論を交わすのに、親会社子会社の関係、職位の上下関係・・・は、
枝葉末節の話であることを分からせてくれる本です.
一晩で読み明かした本です・・・・・・.
⇓産業の国内空洞化が進む中夢を与える本⇓
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